2017年05月11日

ヌーラ姫と空のモンスター

女の子に人気、プレンセス・シリーズのお話を、尊敬するシスターが訳してくださいました!
お話の後に、クイズもつけてくださっています。
ジャザーハッラーフハイラン!
絵本をお持ちの方は、ぜひご活用ください♪
(注:原作からあえて内容を変えてある部分があります。)

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P3
ビスミッラーヒッラフマーニッラヒーム
ある美しい(うつくしい)春(はる)の朝(あさ)、おひさまがキラキラ(きらきら)と降り注ぐ(ふりそそぐ)中(なか)、イスラーム(いすらーむ)の国(くに)のアズハル(あずはる)宮殿(きゅうでん)に、かわいい女(おんな)の子(こ)が産まれました(うまれました)。
アッラー(あっらー)の99の美名(びめい)を愛して(あいして)いた王様(おうさま)とお妃(おきさき)様(さま)は、その中(なか)でも一番(いちばん)好き(すき)なお名前(おなまえ)「アン(あん)・ヌール(ぬーる)(光(ひかり))」から、その女(おんな)の子(こ)をヌーラ(ぬーら)という名前(なまえ)にしました。

P4
プリンセス(ぷりんせす)・ヌーラ(ぬーら)は、自然(しぜん)に囲まれて(かこまれて)、植物(しょくぶつ)や動物(どうぶつ)が大(だい)好き(すき)な心(こころ)優しい(やさしい)お姫(おひめ)様(さま)に育ちました(そだちました)。
プリンセス・ヌーラは、いつもお庭(おにわ)のかわいい小鳥(ことり)たちやきれいな花(はな)を見て(みて)、色々(いろいろ)なものを美しく(うつくしく)お創り(おつくり)になったアッラー(あっらー)はすごいわ!と思い(おもい)、「スブハーナッラー(すぶはーなっらー)」(アッラー(あっらー)にたたえあれ)と言って(いって)いました。

P7
ある夜(よる)、プリンセス・ヌーラは、お城(おしろ)の中(なか)に迷い込んで(まよいこんで)きた蛍(ほたる)を見つけました(みつけました)。
「まぁ、きれいな蛍(ほたる)。でもどうしてこんなお城(おしろ)の中(なか)に入って(はいって)きたのかしら。」
プリンセス・ヌーラはそっと蛍(ほたる)を手(て)に取りました(とりました)。
「きっと家族(かぞく)とはぐれて、迷子(まいご)になってお城(おしろ)の中(なか)に入って(はいって)しまったんだわ。かわいそうに。この子(こ)を家族(かぞく)のところに返(かえ)してあげましょう。」

P7
プリンセス・ヌーラは、お城(おしろ)を出る(でる)前(まえ)に、アッラー(あっらー)が守って(まもって)くれるように、ドゥアー(どぅあー)を言う(いう)のを忘れません(わすれません)でした。

「“ビスミッラー(びすみっらー)。タワッカルト(たわっかると)・アラッラー(あらっらー)。
ワ(わ)・ラー(らー)・ハウラ(はうら)・ワ(わ)・ラー(らー)・クウワタ(くうわた)・イッラービッラー(いっらーびっらー)」
(私(わたし)はアッラー(あっらー)の御名(みな)と共(とも)に始め(はじめ)、アッラー(あっらー)にのみ すべてを ゆだねます。
アッラー(あっらー)のほかに、どんな権威(けんい)も威力(いりょく)もありません)

なぜなら、預言者(よげんしゃ)ムハンマド(むはんまど)さま(サッラッラーフ(さっらっらーふ) アライヒ(あらいひ) ワサッラマ(わさっらま))は、このドゥアー(どぅあー)を言った(いった)人(ひと)には、
「あなたのことは引き受けられ(ひきうけられ)、あなたは(悪(あく)から)守られ(まもられ)、シャイターン(しゃいたーん)は遠ざかります(とおざかります)。」と言われる(いわれる)と、教えて(おしえて)くれたからです。

P11
あたりはもう真っ暗(まっくら)になっていました。でもプリンセス・ヌーラは、ドゥアーのおかげで、何(なに)も怖く(こわく)ありませんでした。アッラー(あっらー)が一緒(いっしょ)にいると、心(こころ)がとても強く(つよく)なるからです。

プリンセス・ヌーラは、森(もり)の中(なか)に入る(はいる)と、蛍(ほたる)をそっとはなして森(もり)に返して(かえして)あげました。
「もう迷子(まいご)にならないように気(き)を付けて(つけて)ね。ワッサラーム(わっさらーむ) アライクム(あらいくむ)(あなたの上(うえ)に 平安(へいあん)がありますように)」

P13
プリンセス・ヌーラがお城(おしろ)に帰る(かえる)道(みち)を歩いて(あるいて)いると、突然(とつぜん)、2人(2り)の泥棒(どろぼう)がプリンセス・ヌーラの前(まえ)に立ちはだかりました(たちはだかりました)。
「きゃあ、たすけて!だれか!」プリンセス・ヌーラは思わず(おもわず)叫びました(さけびました)。
「誰(だれ)がお前(おまえ)の声(こえ)を聴くん(きくん)だい?こんな暗闇(くらやみ)の森(もり)の中(なか)で。誰(だれ)もいやしないさ。」
泥棒(どろぼう)は意地悪そう(いじわるそう)に笑いました(わらいました)。
プリンセス・ヌーラは、すぐにアッラー(らー)にドゥアー(どぅあー)しました。
「アッラー(あっらー)、どうか助けて(たすけて)ください!」

P15
すると、空(そら)に光(ひかり)がたくさん集まり(あつまり)、見る見るうち(みるみるうち)に大きく(おおきく)なると、二人(ふたり)の泥棒(どろぼう)に襲い掛かりました(おそいかかりました)。

「ぎゃあーー!!助けて(たすけて)くれ==!おばけだぁ!!」

泥棒(どろぼう)たちは、大きな(おおきな)声(こえ)で叫ぶ(さけぶ)と、一目散に(いちもくさんに)逃げて(にげて)いきました。

P17
プリンセス・ヌーラもびっくりして逃げよう(にげよう)とすると、その光(ひかり)が笑顔(えがお)になりました。
「スブハーナッラー(すぶはーなっらー)」(アッラー(あっらー)にたたえあれ)
プリンセス・ヌーラは、アッラー(あっらー)のお力(おちから)に感動(かんどう)して言いました(いいました)。

P19
一つ(ひとつ)の光(ひかり)がプリンセス・ヌーラの手(て)に近づいて(ちかづいて)きました。よく見る(みる)と、先ほど(さきほど)の蛍(ほたる)です。お化け(おばけ)のように見えた(みえた)のは、蛍(ほたる)たちの光(ひかり)でした。
「まぁ、ふたりの泥棒(どろぼう)を退治(たいじ)してくれたのが、こんなに小さな(ちいさな)蛍(ほたる)だなんて!」

P21
「アルハムドゥリッラー。(すべての賛美(さんび)と感謝(かんしゃ)はアッラーにあります)
アッラー、私(わたし)を助けて(たすけて)くださって、本当(ほんとう)にありがとうございます。」
プリンセス・ヌーラは、アッラー(あっらー)のお優しさ(やさしさ)に感激(かんげき)して、喜び(よろこび)で胸(むね)がいっぱいになりました。
「アッラーは、いつも私(わたし)を助けて(たすけて)くださるわ。なんてお優(おやさ)しいのかしら。アルハムドゥリッラー(あるはむどぅりっらー)。」

P22
お城(おしろ)に戻る(もどる)まで、蛍(ほたる)たちはプリンセス・ヌーラの周り(まわり)を照らして(てらして)いました。蛍(ほたる)の光(ひかり)に包まれて(つつまれて)プリンセス・ヌーラは一層(いっそう)美しく(うつくしく)見えました(みえました)。
アッラー(あっらー)は、迷子(まいご)の蛍(ほたる)にやさしくしたプリンセス・ヌーラをこうして助けて(たすけて)くださいました。周り(まわり)の人(ひと)にやさしくすると、アッラー(あっらー)は、その人(ひと)にやさしくしてくださるからです。
プリンセス・ヌーラは、どんな時(とき)もアッラー(あっらー)と一緒(いっしょ)にいるので、いつも心(こころ)がやすらかでした。

ムハンマドさま(サッラッラーフ アライヒ ワサッラマ)のハディース
「 慈悲(じひ)深い(ぶかい)者(もの)達(たち)は、最も(もっとも)慈悲(じひ)深き(ふかき)お方(おかた)が、慈悲(じひ)をかけてくださいます。
 地上(ちじょう)にいる者(もの)たちに 慈悲(じひ)をかけなさい。
 天上(てんじょう)のお方(おかた)があなた方(がた)に慈悲(じひ)をかけてくださいます。 」

クイズ(くいず):
1. プリンセス・ヌーラの「ヌーラ(ぬーら)」というのは、どんな意味(いみ)ですか?
2. プリンセス・ヌーラが蛍(ほたる)を森(もり)に返そう(かえそう)と外(そと)に出る(でる)時(とき)、何(なん)と言いましたか?
3. プリンセス・ヌーラは、夜(よる)に森(もり)の中(なか)を歩いて(あるいて)いても怖く(こわく)ありませんでした。どうしてですか?
4. 泥棒(どろぼう)が来た(きた)時(とき)、プリンセス・ヌーラはどうしましたか?
5. アッラーは、どういう人(ひと)にやさしくしてくれますか?

PDF版→プリンセスヌーラとモンスター.pdf
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